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「辺境のない生き方」 私がイタリアへ美術を学びに行く為日本を離れてから、既に30年が経ちます。 欧州、中東、そして米国。これらの国々での暮らしを経て今実感しているのは、自分という 人間には帰属の場所がなく、その必要すら感じられないという事。どこでもアウェイでいる 感覚が、世界の多様な人類の生き方の客観的な理解に役立ってくれています。 自国流の既成概念に捕われず、それぞれの国のあり方、人々の考え方の相違の認識は、 これからの社会にとって、とても必要になって行くのではないかと思う機会が頻度を増して きましたが、例えば古代ローマ帝国は、何故あれだけの異文化の地域を属州化することに 成功し、史上最大の国家を築くことができたのか、彼らの寛容性や辺境意識との向き合い 方についてお話できたらと思っております。
作品 『モーレツ!イタリア家族』講談社(ワイドKC kiss)、2006年 『それではさっそくBuonappetito!』講談社(ワイドKC Kiss)、2008年 『ルミとマヤとその周辺』(全3巻)、講談社(KCデラックス)、2008年~09年 『テルマエ・ロマエ』(全6巻)、エンターブレイン(Beam comix)、2009年~13年 『イタリア家族 風林火山』ぶんか社(ぶんか社コミックス)、2010年 『涼子さんの言うことには』講談社(KCデラックス)、2010年 『世界の果てでも漫画描き』創美社、2010年(『オフィスユー』休載中) 『アラビア猫のゴルム』(全2巻)、講談社(ワイドKC)、2011年~12年 『地球恋愛』講談社(KCデラックス)、2011年 『PIL』集英社クリエイティブ(オフィスユーコミックス)、2011年 『スイートホームシカゴ』(全3巻)、講談社(ワイドKC)、2012年~14年 『立っている者は母(リョウコ)でも使え』文藝春秋、2012年~(『CREA』連載中) 『ジャコモ・フォスカリ』集英社クリエイティブ、2012年~(『オフィスユー』休載中) 『スティーブ・ジョブズ』講談社、2013年~(『ハツキス』連載中) 『プリニウス』(とり・みきとの共作)、新潮社、2014年~(『新潮45』連載中) 著書 『望遠ニッポン見聞録』幻冬舎、2012年 『ヤマザキマリのリスボン日記』フリースタイル、2012年 『テルマエ戦記』エンターブレイン・KADOKAWA、2012年 『男性論』文藝春秋(文春新書)、2013年 『とらわれない生き方 悩める日本女性のための人生指南書』KADOKAWA、2014年 『国境のない生き方』小学館(小学館新書)、2015年
『地球家族』マテリアルワールド・プロジェクト(共著)、TOTO出版、1994年
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