夕学五十講

講師紹介

冨田 勝
とみた まさる
講演日 2015/06/02 (火)
慶應義塾大学先端生命科学研究所 所長
環境情報学部 教授

講師略歴

1957年東京生まれ。慶應義塾大学工学部卒業後、米カーネギーメロン大学に留学し、
1985年に博士号(Ph.D)取得。1994年に京都大学より工学博士、1998年に慶應義塾
大学より医学博士取得。

1988年にレーガン大統領より米国立科学財団大統領奨励賞受賞。
その後、日本IBM科学賞(2002)、科学技術政策担当大臣賞(2004)、文部科学大臣表
彰科学技術賞(2007)、福澤賞(2009)、国際メタボローム学会功労賞(2009)、大学発
ベンチャー表彰特別賞(2014)などを受賞。

2003年にヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社(HMT)を創業。2013年に
株式上場(東証マザーズ)を果たし、鶴岡市に本社を置く唯一の上場企業となる。この
他に、慶應発ベンチャーのスパイバー社(人工クモ糸)、サリバテック社(唾液で癌診断)、
MetaGen社(便で健康診断)の設立にも関わった。

サイエンスアイ(NHK)、バンキシャ(日本テレビ)、NEWS23(TBS)、朝日ニュースター
(BS朝日)、日経プラス10(BSJAPAN)などのコメンテータを務めた。

講演内容

「日本を支える革新的ベンチャーの創出」

山形県鶴岡市は慶應義塾大学先端生命科学研究所を核とする世界的なバイオの拠点
である。慶應発ベンチャーのHMT社は、うつ病を発見できる画期的な分析技術を開発し、
東証マザーズ上場を果たした。学生たちが起業したスパイバー社は、人工クモ糸の量産
に世界で初めて成功し、資本金20億円にまで成長した。この革新的人材を育むユニーク
な環境は、教科書的人材ばかりを生み出す我国の教育に一石を投じ、知的産業による
地方活性化の成功例を目指す。


推薦図書

大学発バイオベンチャー成功の条件―「鶴岡の奇蹟」と地域Eco-system―
 大滝義博・西澤昭夫(編著)、創成社、2014年


推薦サイト

http://www.iab.keio.ac.jp/ (慶應義塾大学先端生命科学研究所)