講師紹介
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講師略歴
1963年 大阪府生まれ。1986年 京都大学経済学部卒業、住友銀行勤務
1991年 京都大学大学院経済学研究科修士課程修了
1993年 京都大学人文科学研究所助手
1996年 Visiting Research Associate, London School of Economics and Political Science,
the University of London. (~1997年)
1997年 「「満州国」の金融」で博士(経済学)、京都大学
1997年 名古屋大学情報文化学部助教授
2000年 東京大学総合文化研究科助教授
2003年 東京大学情報学環助教授
2007年 東京大学東洋文化研究所准教授
2009年 東京大学東洋文化研究所教授
講演内容
「ドラッカーと論語:未来を切り開くマネジメントの思想」ドラッカーは、経営者にとっての「聖人」ともいうべき思想家である。そして孔子は、まぎれも
なき、東アジアの「聖人」であり、同時に、日本の経営者に広く尊敬されている。ドラッカーの
『マネジメント』と『論語』とは経営の「聖典」とされている。そして聖典にふさわしく、めったに
読まれない。
この講演では、彼らの思想を「フィードバックを通じた学習」という観点から、統一的に理解す
る試みを行う。そこから、現代の困難に我々が挑戦するための思想的基礎が得られるはず
である。
■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 時を越えた思想に学ぶ ―
・10/3(金) 伊丹 敬之氏 「孫子に経営を読む」
・11/4(火) 松山 大耕氏 「禅とグローバリゼーション」
主要著書
『「満洲国」の金融』創文社、1997年 ※第40回日経・経済図書文化賞受賞『貨幣の複雑性 生成と崩壊の理論』創文社、2000年
『複雑さを生きる やわらかな制御』岩波書店(フォーラム共通知をひらく)、2006年
『ハラスメントは連鎖する 「しつけ」「教育」という呪縛』(共著)、光文社(光文社新書)、2007年
『生きるための経済学』日本放送出版協会(NHKブックス)、2008年
『経済学の船出 創発の海へ』 NTT出版、2010年
『生きる技法』青灯社、2011年
『原発危機と「東大話法」 傍観者の論理・欺瞞の言語』明石書店、2012年
『生きるための論語』筑摩書房(ちくま新書)、2012年
『幻影からの脱出 原発危機と東大話法を越えて』明石書店、2012年
『もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く』講談社
(講談社+α新書)、2012年
『超訳 論語』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2012年
『合理的な神秘主義 生きるための思想史』(叢書「魂の脱植民地化」3)、青灯社、2013年
『「学歴エリート」は暴走する 「東大話法」が蝕む日本人の魂』講談社(講談社+α新書)、
2013年
『原発ゼロをあきらめない 反原発という生き方』(共著)、明石書店、2013年
『ジャパン・イズ・バック 安倍政権にみる近代日本「立場主義」の矛盾』明石書店、2014年
『ドラッカーと論語』東洋経済新報社、2014年
『誰が星の王子さまを殺したのか モラル・ハラスメントの罠』明石書店、2014年
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