講師紹介
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講師略歴
studio-L代表。京都造形芸術大学教授。慶應義塾大学特別招聘教授。1973年愛知県生まれ。
大阪府立大学大学院および東京大学大学院修了。博士(工学)。
建築・ランドスケープ設計事務所を経て、
2005年にstudio-Lを設立。
地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。
まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、市民参加型のパークマネジメント
などに関するプロジェクトが多い。
「海士町総合振興計画」「マルヤガーデンズ」「studio-L伊賀事務所」でグッドデザイン賞、
「親子健康手帳」でキッズデザイン賞などを受賞。
著書『コミュニティデザイン』では不動産協会賞を受賞した。
現在、大学生が「ふるさとを元気にする仕事」について学ぶ、全国初の「コミュニティデザイン
学科」設立に携わっている。
コミュニティデザイン学科は、2014年4月から東北芸術工科大学でスタートし、被災地の復興
や東北の集落を支援しながら実践的なコミュニティデザインの手法を学ぶ場になる予定。
講演内容
「問題解決メソッドとしてのコミュニティデザイン」現代社会における問題は複雑化しており、多くの人のアイデアを組み合わせながら解決策を
検討する必要がある。また、解決策が提示されるだけでは解決に結びつかず、実際にその解
決策に取り組む人の力が重要になる。さまざまな意見を組み合わせてアイデアを生み出す合
意形成と、そのアイデアを実現するために活動する組織を生み出す主体形成の両方が求め
られている。
この講座ではコミュニティデザインの実践例を通じて、合意形成と主体形成の手法について
考えてみたい。
■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 夕学スタッフからおすすめの3講演 ―
・10/11 (金) 枡野俊明氏 「禅のこころをデザインする」
・10/21 (月) 高橋伸夫氏 「脱じり貧の経営学」
・12/11 (水) 東浩紀氏 「もうひとつの民主主義」
主要著書
『コミュニティデザイン』学芸出版社、2011年 ※不動産協会賞受賞『コミュニティデザインの時代』中央公論新社(中公新書)、2012年
『ソーシャルデザイン・アトラス』鹿島出版会、2012年
『まちの幸福論』(共著)、NHK出版、2012年
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