講師紹介
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講師略歴
1979年生まれ。2002年東京大学教養学部超域文化学科卒業後、2007年同大学大学院総合文化研究科
地域文化研究専攻博士課程満期退学。
博士(学術)取得。
同年10月、愛知県立大学文学部准教授に就任。
2009年、同大学日本文化学部准教授に就任。
専門は日本近代史、現代史、東アジア地域研究。
講演内容
「中国化する未来?~東アジア・モデルの希望と呪い~」近代化の優等生と呼ばれてきた日本の「停滞、衰退」が指摘され、逆に西洋化から最も縁
遠かったはずの中国の「台頭」が叫ばれる東アジアの現状は、ヨーロッパの経験を基に作
られてきた、従来の政治や経済のとらえ方では分析できません。東アジアの歴史的プロセ
スから構想された新たなモデルを用いて、「アジア独自の近代化」にどのような可能性と罠
があるのかを探り、もはや「西洋化」による解決には希望を託せない、今後の日本の課題
を考えます。
■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 夕学スタッフからおすすめの3講演 ―
・11/14(水) 池上英洋氏 「ルネサンスとは何であったのか」
・12/11(火) 坂野潤治氏 「『日本近代史』(ちくま新書)刊行後に考えたこと」
・12/13(木) 船橋洋一氏 「世界はどう変わるのか(仮題)」
主要著書
『翻訳の政治学 近代東アジア世界の形成と日琉関係の変容』岩波書店、2009年『帝国の残影 兵士・小津安二郎の昭和史』NTT出版、2011年
『中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史』文藝春秋、2011年
『「日本史」の終わり 変わる世界、変われない日本人』(共著)、PHP研究所、2012年
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