講師紹介
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講師略歴
1967年広島生まれ。1991年東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。
1993年同大学院修士課程修了、同大学助手(~95年)の後、イタリアのボローニャ大学を
はじめ、米国、香港などで、2004年まで9年間ほど在外研究。
2002年から2004年まで香港大学客員研究員、2005年から2009年まで恵泉女学園大学
人文学部准教授、2010年から2012年まで國學院大学文学部准教授。
専門はイタリアを中心とする西洋美術史・文化史。
講演内容
「ルネサンスとは何であったのか」ルネサンスは、人間中心の考え方が始まり古典文化が復興した時代として、そして芸術活
動が隆盛を迎えた時代として広く知られています。しかし、なぜその時代にそうした考え方
が起こり、そしてなぜ古典文化が再評価される必要があったのかについて、説明できる人は
ほとんどいません。
本講演では、ルネサンスという現象の構造を、順を追って見ていきましょう。そうしてはじめて、
この激動の時代が持つ真の魅力を理解できるはずです。
■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 夕学スタッフからおすすめの3講演 ―
・10/24(水) 北川智子氏 「世界に発信する日本史とは(『ハーバード白熱日本史教室』より)」
・12/11(火) 坂野潤治氏 「『日本近代史』(ちくま新書)刊行後に考えたこと」
・1/25(金) 與那覇潤氏 「中国化する未来?~東アジア・モデルの希望と呪い~」
主要著書
『Due Volti dell’Anamorfosi』、Clueb(ボローニャ大学出版局)、イタリア、2000年『イタリア・ルネサンス美術論』(共著)、東京堂出版、2000年
『ダ・ヴィンチの遺言』河出書房(Kawade夢新書)、2006年
『レオナルド・ダ・ヴィンチと受胎告知』(共著)、平凡杜、2007年
『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(編著)、東京堂出版、2007年
『血みどろの西洋史』河出書房(Kawade夢新書)、2007年
『恋する西洋美術史』光文社(光文社新書)、2008年
『もっと知りたいラファエッロ 生涯と作品』東京美術、2009年
『イタリア24の都市の物語』光文社(光文社新書)、2010年
『キリスト教とは何か。I』(監修)、阪急コミュニケーションズ(PenBooks)、2011年
『西洋美術史入門』筑摩書房(ちくまプリマー新書)、2012年
『キリスト教絵画入門』(編著)、幻冬舎、2012年
『ルネサンス 歴史と芸術の物語』光文社(光文社新書)、2012年
『ルネサンスとは何か。』(監修)、阪急コミュニケーションズ(PenBooks)、2012年 など。
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