講師紹介
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講師略歴
東京学芸大学客員教授、NPO子供地球基金顧問、杉並区立和田中学校・前校長、元リクルート社フェロー
1955年東京生まれ。
1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事
業担当部長などを歴任後、1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。
2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長を務
める。
2008年からは橋下大阪府知事の特別顧問を務めた。
日本の技術と職人芸の結晶であるブランドを超えた腕時計「japan」(左竜頭、文字盤漆塗り)
を諏訪の時計師とファクトリーアウトレット方式でオリジナル開発。ネットを使えば個人新聞
社や個人放送局だけでなく個人マニュファクチャラー(生産者)も可能になることを証明した。
高校時代はバスケット部だったが、弱くてもっぱら強い女子バスケ部の相手をさせられた。
いまはテニスに一所懸命。3児の父で3人の出産に立ち会い、うち末娘を自分でとり上げた
貴重な経験を持つ。
詳しくは「よのなかnet」 http://www.yononaka.net に。
講演内容
「坂の上の坂をどう生きるのか」リクルートのトップセールス、新規事業部長を経て、初代フェローというスーパービジネスマ
ンの世界から転じ、東京都初の民間中学校長として和田中の改革を断行した経験をもと
に、日本の社会構造やビジネス組織の変化と、それにともない、とるべき人生戦略の変化
について提言していきます。ビジネスが立ち止まってしまうのも、教育の問題も、若い人た
ちのコミュニケーション能力が衰えていくのも同根です。みな「正解主義」から脱せられない
からです。この沈滞を打ち破るには「情報編集力」を強化する必要がある。ビジネスでいえ
ばブレスト、ロープレ、ディベートなど、コミュニケーション技術を磨かなければなりません。
リーダーシップもチームビルディングもモチベーションを向上させて強い営業組織をつくる
にも、「情報編集力」つまり「つなげる力」が鍵。
ベストセラー『坂の上の坂』(ポプラ社)で示して話題の「人生のエネルギーカーブ」を参加
者自身に描いてもらいながら、人生に役立つキャリア形成や人間関係の築き方など『藤原
流・生きるヒント』も満載。 きっと「目からウロコ」の連続になるでしょう。
ポイント(以下のパーツの組み合わせをワークショップ形式で行います)
(1)[よのなか]科的に「情報編集力」を学ぶ~ブレストに強くなる
「情報編集力」って何だろう?
成熟社会に大事になるのは「つなげる力」だ。
優秀なビジネスパーソンの条件である「脳をつなげる技術」を体験する。
(2)自分プレゼン術の練習~情報編集力(つなげるチカラ)を高めるために
リーダーシップの本質はいかに情報を編集するか。つまり「情報編集力」である。
自分自身のキャラを編集し、どのように相手に「架け橋」をかけるのか。
この技術を磨くと、部下や同僚への動機づけも上手くなる。顧客への動機づけも。
(3)人生のエネルギーカーブを描いてみる~人生を編集する視点の獲得
人生とは「波」である。したがってライフマネジメントに必要なのは、波の本質を見抜
く技術だ。
「エネルギーカーブ」を描くことから、その原則を炙り出す。
いかにして、富士山型の一山の人生観から、八ヶ岳連邦型の人生観に移行するか。
『坂の上の坂』(ポプラ社)には、人生後半戦の出来を分ける55の知恵と技術を描い
ている。
■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 夕学スタッフからおすすめの4講演 ―
・5/25(金) 中野剛志氏 「異端の思想 経済ナショナリズムとは何か」
・5/31(木) 土居丈朗氏 「日本財政の何が問題か」
・6/1(金) 古賀茂明氏 「改革なき増税はギリシャへの道―変わらないことが最大のギャンブル」
・6/12(火) ちきりん氏 「自分のアタマで考えよう~知識の時代から思考の時代へ~」
主要著書
『人生の教科書[よのなかのルール]』筑摩書房、1998年(2005年・ちくま文庫)『人生の教科書[人間関係]』筑摩書房(ちくま文庫)、2007年
『リクルートという奇跡』文藝春秋、2002年(2005年・文春文庫)
『つなげる力』文藝春秋、2008年(2010年・文春文庫)
『35歳の教科書』幻冬舎、2009年
『坂の上の坂 55歳までにやっておきたい55のこと』ポプラ社、2011年
『父親になるということ』日本経済新聞出版社(日経ビジネス人文庫)、2011年
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