講師紹介
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講師略歴
1928年 岡山県生まれ1952年 広島文理科大学(現:広島大学)生物学科卒業
1958年 西ドイツ国立植生図研究所研究員(~1960年)
1961年 広島文理科大学より理学博士号
横浜国立大学講師・助教授を経て
1973年 横浜国立大学環境科学研究センター教授(~1993年)
1993年 横浜国立大学名誉教授
1993年 岡山県 顧問(~1999年)
1993年 (財)横浜市緑の協会 特別顧問(現任)
1993年 (財) 国際生態学センター 研究所長(~2007年)
1996年 長野県自然保護研究所 所長(~2004年)
2007年 (財)地球環境戦略研究機関 国際生態学センター長(現任)
■ 学会および社会における活動等
1974年 通産省エネルギー庁環境審査会 顧問(~2001年)
1980年 国際植生学会 副会長(~2003年)
1981年 ドイツゲッチンゲン大学より名誉理学博士号
1981年 ドイツザールランド大学より名誉哲学博士号
1984年 タイ国立メージョウ農工大学より名誉農学博士号
1987年 国際生態学会(INTECOL) 副会長(~1990年)
1996年 国際生態学会(INTECOL) 会長(~1999年)
1997年 ドイツ ハノ-バ-大学より名誉理学博士号
1999年 (財)日本ナショナルトラスト観光資源専門委員会 委員長
2000年 華東師範大学 顧問教授
2006年 マレーシア農科大学より名誉林学博士号
1992年 紫綬褒章受賞
2000年 勲二等瑞宝章受賞
2006年 旭硝子財団からブループラネット賞を受賞
講演内容
「いのちの森を育てよう~エコロジーの脚本にもとづいて~」幸福とは今、生きていること。生きがいとは未来に向かって今すぐできることを行うこと。
私はまだ83才。これからも必ず起こる大地震、大津波、大火、暴風、洪水などを防ぎ、
すべての人のいのちを守る森を、先見性をもった企業、行政、各団体、市民の皆さまと
続ける決心。
不幸な東日本大震災の危機をチャンスに、瓦礫を地球資源として、土と混ぜて三陸海
岸沿いにエコロジーの知見にしたがって、防潮などの多彩な機能を発揮する丘をつくり、
今すぐ木を植え、地域経済と共生し、次の氷河期がくるまで9000年続く、いのちの森を
つくろう。
■ この講演にご関心をお持ちの方へ ― 夕学スタッフからおすすめの3講演 ―
・10/18 (火) 金子郁容氏 「東北大震災と新しい公共」
・11/15 (火) 村山斉氏 「宇宙に終わりはあるのか」
・11/16 (水) ピーター・バラカン氏 「ロンドンそしてトーキョー、音楽漬けの60年」
主要著書
『植物と人間 -生物社会のバランス-』NHK出版協会(NHKブックス)1970年※毎日出版文化賞受賞
『人類最後の日 -自然の復讐-』筑摩書房、1972年
『緑の証言 -滅びゆくものと生きのびるもの-』東京書籍(東書選書)、1983年
『森はいのち -エコロジーと生存権-』有斐閣(人権ライブラリイ)、1987年
『日本植生誌(全10巻)』(編著)、至文堂、1980-89年 ※1990年度朝日賞受賞
『緑回復の処方箋 -世界の植生からみた日本-』朝日新聞出版(朝日選書)、1991年
『VEGETATION IN EASTERN NORTH AMERICA (北米東部の植生 -日本列島との
比較研究-)』(編著)、東大出版、1994年
『緑環境と植生学 -鎮守の森を地球の森に-』NTT出版、1997年
『森よ生き返れ』大日本図書(ノンフィクション・ワールド)、1999年
『あすを植える』毎日新聞社、2004年
『いのちを守るドングリの森』集英社(集英社新書)、2005年
『苗木3000万本 いのちの森を生む』日本放送出版協会、2006年
『木を植えよ!』新潮社(新潮選書)、2006年
『The Healing Power of Forests』佼成出版社、2006年
『鎮守の森』新潮社(新潮文庫)、2007年
『森が泣いている -森は地球のたからもの1』ゆまに書房、2007年
『森は生命の源 -森は地球のたからもの2』ゆまに書房、2008年
『森の未来 -森は地球のたからもの3』ゆまに書房、2008年
『いのちの未来』サンガ、2009年
『森はあなたが愛する人を守る』(共著)、講談社、2009年
『三本の植樹から森は生まれる-奇跡の宮脇方式-』祥伝社、2010年
『4千万本の木を植えた男が残す言葉』河出書房新社、2010年
『日本の植生』(編著)、学研教育出版、2010年
『次世代への伝言』(共著)、地湧社、2011年
『瓦礫を活かす「森の防波堤」が命を守る』学研パブリッシング(学研新書)、2011年 ほか多数。
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