講師紹介
このページを印刷
講師略歴
慶應義塾大学経済学部卒、英国ランカスター大学マネジメントスクール博士課程修了(Ph.D.)専門は組織社会学、質的調査法、経営学習論。
産業能率大学情報マネジメント学部教授を経て2011年より現職。
「学習と組織」をめぐる現象について、社会理論、学習理論、コミュニケーション論の視点から
読み解くことを研究テーマとする。アクション・ラーニングやプロジェクト型学習といった概念を
活用した社会人教育(研修・MBA)、ゲーミングやワークショップといった概念を活用した参加
型の学習環境デザイン等、実践活動にも積極的に取り組んでいる。
講演内容
「アンラーニングが求められる時代~「大人の学び」の新たな展望~」熟練したやり方をいかに身につけるか。ビジネスパーソンの学び・成長を考える視点はずっと
ここに向けられてきました。しかし、急激な変動を続ける環境下では、磨き上げてきた経験知
も、ある日突然時代遅れの「因習」となってしまいます。様々な意味での「変化」が求められる
今日、過去のやり方/考え方をいかに「捨て去る(アンラーン)」か? この問いを起点として、
新たな時代のビジネスパーソンの学び・成長について考えてみたいと思います。
■ 夕学スタッフからのおすすめ
この講演にご関心をお持ちの方へ 【思索を深める3講演】
・4/18(月)川島隆太氏 「さらば脳ブーム」
・6/22(水)辻野晃一郎氏 「異才・奇才を活かす組織
~私がソニーとグーグルから学んだこと~」
・6/29(水)辻井隆行氏 「理念に基づく組織運営」
主要著書
『ダイアローグ 対話する組織』(共著)、ダイヤモンド社、2009年『企業内人材育成入門:人を育てる心理・教育学の基本理論を学ぶ』(共著)、ダイヤモンド社、
2006年
「ファシリテーションという教育実践への状況論的アプローチ:ディブリーフィングにおける「強制
される自由討論」のジレンマ」、2007年7月、『シミュレーション&ゲーミング』、第17巻・第1号
「人材育成研究における学習モデル」、2007年4月、『経営システム』、第17巻・第1号
「経営実務教育におけるフィールド調査法学習プログラム:体験型授業開発のアクション・リサーチ」,
2007年4月、『産業能率大学紀要』、第28巻・第2号
Social Delegitimisation of Learning: An Actor-Network Approach to ‘Failure to Learn’,
7.2005, Proceedings of the 6th International Conference on Organizational Learning
& Knowledge.
このページを印刷