講師紹介
このページを印刷
講師略歴
1986年 東京大学法学部卒
1994年 ダートマス大学エイモス・タックスクール経営学修士(MBA)、コーポレイトディレク
ション(プリンシプルコンサルタント)、を経て
2000年 テキサスA&M大学経営学博士(Ph.D. )
同年 テキサス大学サンアントニオ校助教授
2006年 同校准教授(テニュア取得)
2010年 慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
米国での学会、論文発表多数
専門分野は経営戦略立案・実行とそれに伴う意思決定、戦略評価と組織学習
日本企業の研究や幹部研修などの実績も多い
講演内容
「原点回帰の経営戦略」いるかとなると、疑問を持たざるを得ません。外資系のファンドの責任者の言葉を借りれば、
「日本には、技術や商品力はあっても undermanagement (経営が十分にされていない)の
中小企業が山のようにある」し、それは大企業についてもあながち間違いとはいえないの
ではないでしょうか。競争が激しくなっているからこそ、戦略とは、経営とは、そして自社の
価値とは、もう一度原点に返ることが必要なのではないかと強く感じます。
■夕学スタッフからのおすすめ
この講演にご関心をお持ちの方へ 【思考を深める3講演】
・10/6(水)楠木 建 「ストーリーとしての競争戦略~優れた戦略の条件~」
・10/21(木)大久保 恒夫 「小売業経営のプロに聞く」
・11/11(木)リシャール・コラス 「グローバルワールドにおける日本~鎖国か開国か?~」
主要著書
●アメリカで審査・出版された最近の論文
“Prospect theory, behavioral theory, and threat-rigidity thesis: Combinative effects on
organizational divestiture decisions of a formerly acquired unit”
(日本名:プロスペクト理論、行動的意思決定理論、対脅威萎縮理論:買収企業の売却決断
への応用)
“De-commitment to losing strategic action: Evidence from the divestiture of poorly performing
acquisitions”
(日本名:失敗戦略への執着と見切り:業績の上がらない合併企業の売却の分析から)
“Strategic flexibility: Organizational preparedness to reverse poor strategic decisions.”
(日本名:戦略的柔軟性の研究:企業は戦略ミスにどのように備えるべきか?)
●日本語著書・翻訳
『戦略の原点』日経BP社、2007年
『その前提が間違いです。』講談社、2007年
『なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか』東洋経済新報社、2007年
『経営意思決定の原点』日経BP社、2008年
『失敗から学んだつもりの経営』講談社、2008年
『経営の神は細部に宿る』PHP研究所、2009年
『事実に基づいた経営』(翻訳)、ジェフリー・フェファー/ロバート・I・サットン(共著)、
東洋経済新報社、2009年
『戦略実行の原点』(仮題)、日経BP社、2011年1月~3月の刊行予定
このページを印刷