夕学五十講

講師紹介

多川 俊映
たがわ しゅんえい
講演日 2010/11/16 (火)
興福寺貫首

講師略歴

昭和22年(1947)  奈良市に生まれる。
   44年(1969)  立命館大学(心理学専攻)を卒業する。
   52年(1977)  興福寺子院・菩提院住職に就任、現在に至る。
平成  1年(1989)  興福寺貫首に就任、現在に至る。
    8年(1996)  パリ市グランパレ美術館での「日本仏教美術の宝庫:奈良・興福寺展」に
              48件122点の寺宝を出陳、約15万人が参観、日仏文化交流に資する。

    9年(1997)  重要文化財・南円堂(西国三十三所観音霊場第九番札所)の平成大修理
              落慶法要を厳修する。
   10年(1998)  境内整備事業に着手。
              
現在、〈天平の文化空間の再構成〉〈中金堂再建造営〉に取り組んでいる
              (平成30年‐2018‐落慶予定)。
   21年(2009)  「国宝 阿修羅展」(東京国立博物館・九州国立博物館)とその帰山記念
             「お堂でみる阿修羅」で約190万人を動員、阿修羅像をめぐる認知を不動
             のものにした。
 
その他
(財)美術院評議員、帝塚山大学特別客員教授など


講演内容

「興福寺1300年 祈りとこころ」

創建されて1300年を迎えた興福寺――。
その長大な歴史をふりかえれば、まさに焼失と再建の繰りかえしという他ない。しかし、いつの
時代の復興も、心も形も整った天平時代を意識して行なわれ、平成の境内史跡整備・中金堂
再建も、テーマは天平回帰である。
栄枯盛衰・紆余曲折の歩みを概観し、そこで何が祈られ、どんな教えが学ばれたのか。
そして、受け継がれた天平の名宝の真善美に、私たちは何を学ぶべきか、考えてみたい。


■夕学スタッフからのおすすめ
この講演にご関心をお持ちの方へ 【思考を深める3講演】
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主要著書

日本仏教基礎講座1 奈良仏教』(共著)、雄山閣、1980年
慈恩大師御影聚英』(編著)、法蔵館、1982年
観音経のこころ』春秋社、1998年
はじめての唯識』春秋社、2001年 ※『唯識十章』1989年刊の改題・新装増補版
"Living Yogacara"(2009)Wisdom Publications・Boston ※上記英訳
阿修羅を究める』(共著)、小学館、2001年
興福寺のすべて』(共著)、小学館、2004年
いのちと仏教』日本経済新聞出版社、2005年
心に響く99の言葉 東洋の風韻』ダイヤモンド社、2008年
旅の途中 人の世を「身の丈」で生きる』日本経済新聞出版社、2010年