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1992年 東京大学経済学部卒、大蔵省(現財務省)入省、 1999年 退職 2000年 IMFサマーインターン 2001年 一橋大学経済研究所専任講師(~2003年) 2001年 ハーバード大学経済学博士(Ph.D.) 2003年 慶應義塾大学大学院経営管理研究学科助教授 2007年 慶應義塾大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授
「新しい社会と新しい経済政治システム」 日本では政治のリーダーシップがないと言われ続けている。それが、経済で言えば、バブル 崩壊後の失われた10年、いや20年を生み出した原因と言われ、社会的には、将来が不安、 希望が見えない、それは政治家がヴィジョンを示さないからだ、と非難される。 本当にそうだろうか? 政治家にわれわれの知らない将来を見抜く力があるとは思えないか ら、ないものねだりであるのは間違いないのだが、問題は、誰か、将来を見抜き、ヴィジョンを 示すことが出来る人がいるのだろうか?ということだ。 現代は、将来を見据えることが出来ない時代、何が起こるかわからない時代、それにもかか わらず経済的、社会的には、これまでの成長の時代から、停滞が続く時代に変貌しているの ではないか。だから、誰も将来ヴィジョンを示すことが出来ないし、出来ないことこそがまっとう なのではないか。 しかし、その中で、どのような社会システムを作り、経済を維持していくのがいいのか。それを 支える政治はどうあるべきか。そういうことをこの講義では、皆さんとともに考えてみたいと思 います。 ■夕学スタッフからのおすすめ この講演にご関心をお持ちの方へ 【視野を拡げる3講演】 ・11/11(木)リシャール・コラス 「グローバルワールドにおける日本~鎖国か開国か?~」 ・11/24(水)佐藤 優 「民主党の外交はなぜ国益を体現できていないのか」 ・12/3(金)竹中 平蔵 「問題解決スキルとしての経済古典」
『下り坂社会を生きる』(島田裕巳氏との共著)、宝島社(宝島社新書)、2009年 『世界経済はこう変わる』(神谷秀樹氏との共著)、光文社(光文社新書)、2009年 『すべての経済はバブルに通じる』光文社(光文社新書)、2008年 「行動ファイナンスの理論的本質―アノマリーの分析でも投資家心理学でもない行動ファイナンス: ファイナンス理論の新体系」『証券アナリストジャーナル』、2006年2月 「伝統的ファイナンス理論からの決別」『フィナンシャルレビュー』第70号、2004年3月 「メインバンク・ガバナンスと「追い貸し」」『経済研究』第56巻第2号、2005年4月(坂井功治氏との 共著) 「東アジアにおける企業グループ・財務危機・投資家保護」『コーポレート・ガバナンスの経済分析』 花崎正晴・寺西重郎編、東京大学出版会、2003年
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