夕学五十講

講師紹介

上田 泰己
うえだ ひろき
講演日 2010/10/20 (水)
理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター プロジェクトリーダー

講師略歴

1975年   福岡県生まれ
2000年   東京大学医学部医学科卒業
2004年   東京大学大学院医学系研究科博士課程修了、医学博士
1997年   ソニーコンピュータサイエンス研究所(CSL)研究アシスタント(1998年まで)
1998年   ERATO北野プロジェクト研究アシスタント(2000年まで)
1999年   山之内製薬株式会社研究員(2004年まで)
2003年   独立行政法人理化学研究所発生再生科学総合研究センターシステムバイオロジー
        研究チームチームリーダー
2004年   独立行政法人理化学研究所発生再生科学総合研究センター機能ゲノミクスサブ
        ユニットユニットリーダー(兼任)
2005年   東北大学加齢医学研究所客員教授(兼任、2006年まで)
2005年   徳島大学ゲノム機能研究センター客員教授(兼任)
2006年   大阪大学理学研究科連携大学院招聘教授(兼任)
2009年   京都大学理学研究科併任教授(兼任)
2010年   国立遺伝学研究所 客員教授(兼任)
        独立行政法人理化学研究所 合成生物学グループ グループディレクター(兼任)
 
専門  システム生物学、機能ゲノミクス、合成生物学

体内時計などをテーマに生命の時間・空間・情報の解明に取り組む。
「細胞を創る」研究会初代会長。
日本イノベーター大賞・優秀賞(2004年)、東京テクノフォーラム21・ゴールドメダル(2005年)、
文部科学大臣賞 若手科学者賞(2006年)、日本IBM科学者賞(2009年)等を受賞。


講演内容

「体内時計が示すもの」

私達の住む地球は24時間で自転し、365日で太陽の周りを公転する。刻々と変化する環境を
予測するため、体内には自然が創り上げた“体内時計”(概日性)と“体内カレンダー”(光周性)
が存在する。これらの時間システムは、いわば地球環境の体内での表現である。講演では、
体内時計や体内カレンダーの解明の現状について紹介するとともに、リズム障害や気分障害
との関連や体内時刻を測る最新の方法の開発の現状についても紹介したい。


■夕学スタッフからのおすすめ
この講演にご関心をお持ちの方へ 【視野を拡げる3講演】
 ・11/1(月)金井 真介 「社会を静かに変えていくプラットフォーム ダイアログ・イン・ザ・ダーク」
 ・11/9(火)川口 淳一郎 「「はやぶさ」と日本の宇宙開発」
 ・11/18(木)甲野 善紀 「身体から起こす革命」


推薦図書

方法序説』デカルト著、岩波書店(岩波文庫)、1997年
科学と仮説(改版)』アンリ・ポアンカレ著、岩波書店 (岩波文庫)、1983年
部分と全体(新装)』ヴェルナー・カルル・ハイゼンベルク著、みすず書房)、1999年
生命とは何か』エルヴィン・シュレーディンガー著、岩波書店(岩波文庫)、2008年
『生命の本質』セント・ジェルジ著、白水社、1952年 ※絶版
偶然と必然』ジャック・リュイシアン・モノー著、みすず書房、1982年
時間の分子生物学』粂和彦著、講談社(講談社現代新書)、2003年