夕学五十講

講師紹介

種田 陽平
たねだ ようへい
講演日 2010/07/23 (金)
美術監督

講師略歴

1960年   大阪生まれ、武蔵野美術大学油絵科卒業

在学中より絵画助手として寺山修司監督作品『上海異人娼館』などに参加、そのまま映画界に。
以降、数々の話題作の美術をつとめてきた。奥行きと陰影のある世界観の構築で高い評価を
受ける、日本を代表する美術監督。

映画美術監督作品歴・受賞歴
『スワロウテイル』 第20回日本アカデミー賞・優秀美術賞
『不夜城』 第18回香港電影金像奨・最優秀美術監督賞、第22回日本アカデミー賞・優秀美術賞
『キル・ビルVol.1』 米国美術監督協会の最優秀美術賞ノミネート
『THE 有頂天ホテル』『フラガール』61回毎日映画コンクール美術賞、第30回日本アカデミー賞・
優秀美術賞
『ザ・マジックアワー』第32回日本アカデミー賞・優秀美術賞、第3回アジアフィルムアワード美術
賞ノミネート
『空気人形』『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』平成22年度 芸術選奨文部科学大臣賞
『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』第64回毎日映画コンクール美術賞、第33回日本アカデミー賞・
最優秀美術賞
2010年9月11日には、『悪人』(李相日監督 /妻夫木聡・深津絵里主演)が全国東宝系にて公開
予定

展示空間の仕事
現在、東京都現代美術館にて『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』が開催中(10月3日まで)。
2008年~2009年三鷹の森ジブリ美術館で開催された『小さなルーヴル美術館展』もメルシャン
軽井沢美術館にて開催中(10月24日まで)である。

TV番組の仕事
村上龍×経済人『カンブリア宮殿』(テレビ東京系列 月曜夜22:00〜22:54)
放映中
 
主要著書
著書、『ホット・セット』(メディアファクトリー)、『TRIP for the FILMS』(角川書店)など。
2009年9月30日、自伝的画文集『どこか遠くへ』を小学館より上梓。
映画のほか、TV番組、CM、イベント、空間デザイン、舞台美術、アートブック等、国内外の幅広い
分野でデザイン・ワークを展開している。


講演内容

「映画の中で生きる芸術」

映画美術は映画の中で生きる芸術です。美術監督である僕のつとめは、登場人物たちが彼ら
の物語を生きるにふさわしい空間をつくること。映画美術のデザインの善し悪しは物語世界を
構築できるかどうかにかかっているし、映画に満ちるアトモスフェアの醸造が大切なのです。
映画は光の芸術。セットに光が当たって初めてカメラに捉えられ、映画の中に息づく。こうした
映画美術の特性をご理解頂き、映画を観る楽しみを深めて頂けたら幸いです。


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 ・6/30(水)宮田 亮平 「ときめきを伝えるとき~自作を通して~」


主要著書

どこか遠くへ』小学館、2009年
ホット・セット 種田陽平美術監督作品集』メディアファクトリー、2007年
INNOCENCE The Official Art Book』(イノセンスDVDコレクターBOX)徳間書店、2004年
The Art ofかまいたちの夜2三日月島』(原画集)チュンソフト、2002年


推薦図書

ホット・セット』メディアファクトリー、2007年
TRIP for the FILMS』角川書店 、2008年
どこか遠くへ』小学館、2009年
映画的建築/建築的映画』五十嵐太郎著、春秋社、2009年


推薦サイト

http://www.yohta-design.com/ 「種田陽平 オフィシャルサイト」