講師紹介
このページを印刷
講師略歴
1959年 東京生まれ
1983年 東京大学文学部ドイツ文学科卒業
株式会社電通に入社し、1988年に同社を退職
1988年 韓国ソウル大学校哲学科大学院東洋哲学専攻修士課程入学
1995年 ソウル大学校哲学科博士課程単位取得(東洋哲学専攻)
1996年 東海大学外国語教育センター専任講師
1999年 東海大学外国語教育センター助教授
2006年 京都大学大学院人間・環境学研究科助教授
2007年 京都大学大学院人間・環境学研究科准教授
専攻分野 韓国思想・文化
講演内容
「日中韓はひとつになれるか・・・文化・文明論的観点から」東アジアの「2010年問題」には、ふたつの側面がある。ひとつは、中国のGDPが日本を
抜くということであり、もうひとつは日本が朝鮮を植民地にしてから100年ということである。
このふたつは実はリンクしている。「2010年問題」は、結局のところ、「東アジアの正常化」
を意味しているのである。中国が東アジアのトップであることも、植民地主義の清算も、
東アジアが正常状態に戻るということなのだ。この事態に日本はどう対処すべきなのか。
機能主義的なアプローチによる「東アジア共同体」の考えは危険である。歴史観や世界観
において、日中韓はいかに異なっているかという視点から考えねばならない。
■夕学スタッフからのおすすめ
この講演にご関心をお持ちの方へ 【視野を拡げる3講演】
・4/22(木)莫 邦富 「中国から見た日本、日本から見た中国」
・4/27(火)平田 オリザ 「対話の時代に向けて」
・5/19(水)伊丹 敬之 「イノベーションを興す」
抜くということであり、もうひとつは日本が朝鮮を植民地にしてから100年ということである。
このふたつは実はリンクしている。「2010年問題」は、結局のところ、「東アジアの正常化」
を意味しているのである。中国が東アジアのトップであることも、植民地主義の清算も、
東アジアが正常状態に戻るということなのだ。この事態に日本はどう対処すべきなのか。
機能主義的なアプローチによる「東アジア共同体」の考えは危険である。歴史観や世界観
において、日中韓はいかに異なっているかという視点から考えねばならない。
■夕学スタッフからのおすすめ
この講演にご関心をお持ちの方へ 【視野を拡げる3講演】
・4/22(木)莫 邦富 「中国から見た日本、日本から見た中国」
・4/27(火)平田 オリザ 「対話の時代に向けて」
・5/19(水)伊丹 敬之 「イノベーションを興す」
主要著書
『日中韓はひとつになれない 』角川書店(角川oneテーマ21)、2008年
『歴史認識を乗り越える 』講談社(講談社現代新書)、2005年
『韓流インパクト 』講談社、2005年
『韓国、愛と思想の旅 』大修館書店、2004年
『韓国、ひき裂かれるコスモス 』平凡社、2001年
『韓国は一個の哲学である 』講談社(講談社現代新書)、1998年
このページを印刷