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「由布院に吹く風」オリンピックに備えて東京中が掘り返された60年代末期、九州横断道路が貫通すると言う我が町には蛙と閑古鳥が鳴いていた。「これでは暮らせないぞ」、40年余り昔に祖父たちが抱いた「保養地」の夢を追って、私たちはドイツに旅立った、あるいは逃亡した。帰ってきて40年、いろんな文化・産業運動に塗れながら70歳になった。町の名前も少しは知られ、何とか暮らしが立つと思われた時、突然町が消えた、いや消されたのだ。市町村合併である。さあ「由布院盆地・独立運動」だ。「白雪姫とホビットたち」が中枢に立つ、そのシナリオは?
『たすきがけの湯布院』アドバンス大分、1984年(2006年、新版・ふきのとう書房)『湯布院幻燈譜』海鳥社、1995年『湯布院発にっぽん村へ』ふきのとう書房、2001年『由布院に吹く風』岩波書店、2006年
『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』内山節著、講談社(講談社現代新書)、2007年
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