夕学五十講

講師紹介

中谷 健太郎
なかや けんたろう
講演日 2009/01/22 (木)
由布院盆地 旅館 亀の井別荘 主人

講師略歴

1934年   大分県北由布村生まれ(現・大分県由布市、2005年10月1日に旧湯布院町・庄内町・挟間町
        が合併)
1957年   明治大学卒業後、東宝撮影所演出部入社
        撮影所では稲垣浩などの下で助監督を務める
1962年   父の死により帰郷し、旅館「亀の井別荘」を継ぐ
        (株)亀の井別荘の代表取締役社長

以後、由布院の地域づくりに尽力し、「由布院の自然を守る会」や「明日の由布院を考える会」を発足、
事務局長や企画部長を務める
1971年にはヨーロッパへ50日間の研修旅行に出て、ドイツのバーデンヴァイラーを訪問、保養温泉地に
ついての示唆を受ける
帰国後、牧草地と景観を守るため、「牛一頭牧場主運動」を起こした
また、1975年の大分中部大地震を発端に、「辻馬車運行企画」「ゆふいん音楽祭」「湯布院映画祭」など、
湯布院情報発信運動を展開し、活動や催しを企画実行

湯布院町商工会長や由布院温泉観光協会長などを歴任

講演内容

「由布院に吹く風」

オリンピックに備えて東京中が掘り返された60年代末期、九州横断道路が貫通すると言う我が町には蛙と
閑古鳥が鳴いていた。「これでは暮らせないぞ」、40年余り昔に祖父たちが抱いた「保養地」の夢を追って、
私たちはドイツに旅立った、あるいは逃亡した。帰ってきて40年、いろんな文化・産業運動に塗れながら70歳
になった。町の名前も少しは知られ、何とか暮らしが立つと思われた時、突然町が消えた、いや消されたのだ。
市町村合併である。さあ「由布院盆地・独立運動」だ。「白雪姫とホビットたち」が中枢に立つ、そのシナリオは?


主要著書

『たすきがけの湯布院』アドバンス大分、1984年(2006年、新版・ふきのとう書房)
湯布院幻燈譜』海鳥社、1995年
『湯布院発にっぽん村へ』ふきのとう書房、2001年
由布院に吹く風』岩波書店、2006年


推薦図書

日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』内山節著、講談社(講談社現代新書)、2007年