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「脳の働きと生活習慣」講演では脳の働きについて臨床医の考えをお伝えしたいと思います。最初に「生活習慣を見直すこと」をお勧めします。身体の健康状態、脳の健康状態を考えてみてください。基本的に脳にはエネルギー貯蔵庫がありません。健康状態の維持によって、脳は安定したエネルギーが得られます。休養も大切です。脳にとっての休養とは、睡眠のことです。基本的に脳は長期間連続可動できないのです。脳の働きのためには、セロトニンなど伝達物質のことも考えなくてはなりません。やる気や意欲もこれら脳の伝達物質と深い関係を持っています。精密機器が取り扱いを慎重にしなくてはいけないように、冴えた状態を保つためには、脳も必要な時間制限、行動制限を守った生活習慣が必要なのです。
『脳と気持ちの整理術』日本放送出版協会(生活人新書)、2008年『脳が冴える15の習慣』日本放送出版協会(生活人新書)、2006年『フリーズする脳』日本放送出版協会(生活人新書)、2005年『若年性健忘症を治す』講談社(健康ライブラリー)、2004年『脳を若々しくするとっておき60の方法。』主婦と生活社、2001年『ボケ連鎖』講談社、2001年『ど忘れ あなたの脳のキケン信号』文春ネスコ/文藝春秋、2000年『ボケを防ぐための脳機能トレーニング』オーム社、1998年『わかりやすい脳の機能とボケの知識』オーム社、1998年『働きざかりの脳がなぜボケる』講談社、1997年
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