printこのページを印刷
「暴力はなぜ生まれてきたのか~人間性の起源~」世界各地で戦いが頻発し、社会の内部ではいじめやセクハラなどの暴力が深刻化する現代にあって、人間の暴力とは何か、それはいったいどういった人間性に由来するのか、を論じることはこれからの人間社会の行く末を見定めるうえで重要である。人間の暴力には人間以外の霊長類の攻撃性に由来する特徴と、人間独自のものがある。暴力の進化史には大きな誤解がつきまとう。それを霊長類の進化と人間の文化の発達史に沿って解き明かそうと思う。
『ゴリラとヒトの間』講談社(講談社現代新書)、1993年『家族の起源-父性の登場』東京大学出版会、1994年『父という余分なもの』新書館、1997年『ゴリラ雑学ノート-「森の巨人」の知られざる素顔』ダイヤモンド社、1998年『ジャングルで学んだこと』フレーベル館、1999年『オトコの進化論-男らしさの起源を求めて』筑摩書房(ちくま新書)、2003年『ゴリラ』東京大学出版会、2005年『サルと歩いた屋久島』山と渓谷社(ネイチャー・ストーリーズ)、2006年『暴力はどこから来たか』日本放送出版協会(NHKブックス)、2007年『人類進化論-霊長類学からの展開』裳華房、2008年など多数
『暴力はどこから来たか』山極寿一著、日本放送出版協会(HHKブックス)、2007年『人類進化論-霊長類学からの展開』山極寿一著、裳華房、2008年
http://jinrui.zool.kyoto-u.ac.jp/index.php (京都大学人類進化論研究室)
慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)は慶應義塾の社会人教育機関です
(C) 2001 Keio Academic Enterprise Co., Ltd.