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「真実の福澤諭吉を求めて」日本の文明開化を先導した思想家福澤諭吉は、アジアを蔑視し中国大陸への侵略を肯定する文章をたくさん残しています。それを理由に福澤を全否定しようとする動きも絶えません。確かに『福澤諭吉全集』にはその種の文章が多数収録されています。しかし、それを書いたのは本当に福澤本人なのでしょうか。誰かが福澤の作品ではないものを福澤の真筆と偽って全集にもぐりこませていたとしたら、どうなるのでしょう。この講演では、虚構を排した福澤の真実を明らかにします。
『大西祝とその時代』日本図書センター、1989年『西田哲学の再構築』ミネルヴァ書房、1997年『福沢諭吉の真実』文藝春秋(文春新書)、2004年「大西祝"進化論的理想説"の源流」『日本思想史学』、第20号、95~107頁、1988年「西田幾多郎とカント」『比較思想研究』、第18号、39~46頁、1992年「西田幾多郎「純粋経験」概念の成立ー「直接経験」との関係に注目して」『倫理学年報』、第41集、 171~186頁、1992年「朝鮮総督府の宗教政策」『国家と宗教ー日本思想史論集』源了圓・玉懸博之編、思文閣出版、491~512頁、 1992年「西田幾多郎『自覚』概念の意義ー『純粋経験』との関係に注目して」『倫理学年報』、第43集、165~180頁、 1994年「大西祝と綱島梁川から西田幾多郎へ」『比較思想研究』、第21号、90~96頁、1995年「ショーペンハウアーの盲目的意志と西田の絶対自由の意志」『ショーペンハウアー研究』、第2号、 140~151頁、1995年「福沢諭吉における拝外と排外」『日本思想史ーその普遍と特殊』玉懸博之編、ぺりかん社、449~464頁、 1997年
『福沢諭吉の真実』平山洋著、文藝春秋(文春新書)、2004年
http://ja.wikipedia.org/wiki/福澤諭吉 (福澤諭吉-Wikipedia)
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