夕学五十講

講師紹介

天野 隆弘
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講演日 2001/07/25 (水)
慶應義塾大学医学部専任講師

講師略歴

1970年慶應義塾大学医学部卒業
1975年慶應義塾大学大学院医学研究科(内科学専攻)修了
1980~1982年米国Baylor医科大学神経内科に留学
1983~1986年大田原赤十字病院第一内科部長
1983年~上智大学文学部社会福祉学科非常勤講師
1986年~慶應義塾大学医学 部専任講師(内科学)
2000年慶應義塾大学病院神経内科副部長

所属学会・役員等 :日本脳卒中学会 幹事
日本神経学会 評議員、日本ドック学会 評議員、
日本脳循環代謝学会 評議員、日本自律神経学会 評議員、
日本神経治療学会 評議員
日本内科学会 会員、日本老年医学会 会員、 日本脈管学会 会員
International society of cerebral blood flow and metabolism、
International stroke society、
American heart associationのmembe

講演内容

「人間ドックの上手な利用法」

我が国の3大死因は、よく知られているように、ガン、脳卒中、心疾患です。一般ドック検診で行われる検査のねらいも、出来るだけ早くこれらのリスクを発見し、対応することにあります。ドック検査は生活習慣病の予備状態の発見、ガンの早期発見の機会を増やすことあります。検査データには正常値、基準値があり、このもつ意味を先ず解説します。そして一般に行われている検査のねらいを述べます。特に脳卒中、虚血性心疾患などを引き起こしやすい状態を危険因子と言います。この危険因子の内容(高血圧、高脂血症、糖尿病、不整脈など心疾患、その他)を少し詳しく解説し、ドック検診でどの様にこれらがスクリーニング検査として行われているかを話します。
ドック検診は、1)定期的なスクリーニング検査 2)通常の受診による検査の漏れを無くする 3)保険診療とことなりゆっくりと十分な説明をうける機会を持ち日頃の心配を氷解し今後の生活指導を受ける、ことにあると言えます。以上の様に、危険因子の具体的な内容を、特に脳卒中を中心に話を展開し人間ドックの意義を話したいと思います。


推薦図書

  • 『生活習慣病を防ぐ』香川靖雄、岩波新書、2000年

  • 『血圧の話』尾前照雄、岩波新書、1996年

  • 『生活習慣病ーー肥満、糖尿、高血圧』田上幹樹、ちくま新書、2000年