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松岡 健平
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講演日
2001/05/22 (火)
東京都済生会糖尿病臨床研究センター所長・慶應義塾大学客員教授
講師略歴
1961年
慶應義塾大学医学部卒業
1963~65年
米国留学 Tufts大学医学部
1967年
東京都済生会中央病院に入職
1973年
医学博士(学位論文:糖尿病性神経障害の定量的検査法)
1993年
東京都済生会中央病院副院長
1997年
東京都済生会糖尿病臨床研究センター所長
主な役職:
慶應義塾大学医学部内科客員教授
日本糖尿病協会 副理事長
日本糖尿病学会理事
日本糖尿病眼学会理事
日本肥満学会評議員
1998年 日本糖尿病眼学会第4回会長
1999年 日本糖尿病学会第42回会長
専門領域:
糖尿病性合併症の臨床・疫学
糖尿病性神経障害
糖尿病患者教育
講演内容
「生活習慣病への対応(2)糖尿病と高脂血症」
高血圧症、2型糖尿病、高脂質血症、などを生活習慣病 (Life-style related disease) と言うが、生活習慣の歪みによる体質への影響が比較的若い世代から生じていることに注目しての呼び名である。糖尿病の患者数は自動車の登録台数に比例して増加したが、近年、総エネルギー摂取量が減少傾向にあるのに増え続けている。なぜか?。糖尿病と高脂血症はインスリンの作用を介して密接な関係がある。また、朝抜き、昼そば、夜ドカ食い、に象徴される都市型の食生活パターンと脂肪摂取量の増加が鍵となる。太古の昔、狩猟採集時代に我々の祖先が獲得した遺伝子は、脂肪代謝を有利に導く「節約の遺伝子」であった。これはエネルギーの蓄積に有利で、運動による消費の増大は最低限に抑えられ、低血糖にも陥りにくく、飢饉には滅法強く、「変異」というより省エネ型の代謝システムへの進化であった。ところが、近代工業化社会では糖尿病になりやすい体質のもとになっているのである。
主要著書
「糖尿病の生活ガイド」 医歯薬出版、1991/03年
「糖尿病のマネージメント」 医学書院、1994年
「Staged Diabetes Management」 済生会糖尿病臨床研究センター
「家族の健康 Q&A」 岩谷産業
推薦図書
「糖尿病治療の手引き」日本糖尿病学会編、南江堂、2000年3月
「厚生の指標、国民衛生の動向」厚生統計協会、2000年度
シリーズ糖尿病学2000
「糖尿病学展望21世紀を迎えるにあたって」
小坂樹徳編、診断と治療社、2000年5月、
松岡健平:糖尿病と生活習慣-糖尿病の予防と治療指導-
「糖尿病のマネージメント」松岡健平編著、医学書院、1994年
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