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「夫婦の哲学」当たり前の話だが、夫婦のことは夫婦にしかわからない。一見仲が良さそうな夫婦が実は仮面夫婦だったりするし、いつ離婚するかと陰口をたたかれている夫婦が実は極めて仲のイイ夫婦だったりするのだから。そして恐ろしいことに、仮面夫婦が長持ちして、仲のイイ夫婦が突然離婚なんてこともあるのだ。というわけで、理想の夫婦像なんてものを考えるのは馬鹿馬鹿しいことになる。いつ何が起こるか一寸先は闇なのだ。しかし、この闇を照らす光を一筋くらいは見つけておきたい。
『君について行(い)こう』講談社、1995年『女房が宇宙を飛んだ』講談社、1998年『ハードボイルドに生きるのだ』講談社、2003年
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