夕学五十講

講師紹介

小池 康博
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講演日 2001/07/12 (木)
慶應義塾大学理工学部教授・科学技術振興事業団ERATO、小池フォトニクスポリマープロジェクト総括責任者

講師略歴

 1982年 慶應義塾大学大学理工学部大学院博士課程修了
 1989年~1990年 米国ベル研究所研究員
 1997年 慶應義塾大学大学理工学部 教授

 専門分野:
   高速伝送ポリマー光ファイバーをはじめとするフォトニクスポリマー

 学会等における主な役職:
   1998年~ 国際会議委員会
          International Committee of 
          Polymer Optical Fiber
          (ICPOF)全体議長
   1998年~ 日本電子機械工業会(通産省予算事業)
          「新規産業支援型国際標準開発
          『情報家電機器間の相互接続性確保のための標準化』」
          委員会 委員長
   1998年~2001年 通信・放送機構(郵政省予算事業)
          「プラスチック光ファイバーの研究開発」
          プロジェクトリーダー
   2000年  科学技術振興事業団創造科学技術推進事業
          (科学技術庁予算事業)
          「小池フォトニクスポリマープロジェクト」総括責任者

 受賞等:
   1989年  米国プラスチック工学会(SPE)
          電気・電子部門 最優秀論文賞
   1994年  米国プラスチック工学会(SPE)
          SPE International 
          Technology Award 
          - Fred O.Conley Award
   1997年  応用物理学会国際会議 
          MOC/GRIN Paper Award
   2001年  藤原科学財団 第42回藤原賞

講演内容

「光ファイバーが拓く新しい生活とビジネス」

 光ファイバー通信網の最後の数百メートルに熱い視線が寄せられている。家庭内まで光ファイバー化が完了すると、この領域に使われる光ファイバーは全光ファイバーの95%以上になると試算される。しかし、現状は未だ手つかずの状況である。髪の毛よりもはるかに細い光ファイバーを張りまわすのに膨大なコストがかかるからである。近年、従来の金属線と同様な取扱い性を有しながらギガビット以上の伝送を可能とする高速プラスチック光ファイバーに新たな注目が寄せられている。ビデオをレンタルしないで家庭にいながらのダウンロード、臨場感あるリアルタイム動画伝送など、ギガビット光ファイバー網が可能とする膨大な新しい光通信市場を展望する。


主要著書

  • 『オプトエレクトロニクス』 応用物理学会編 朝倉書店、1986年

  • 『高分子辞典』 朝倉書店、1980年

  • 『入門高分子測定法』 高分子学会編 共立出版、1990年

  • 『Polymer for Lightwave and Integrated Optics』 Marcel Dekk Publisher、1992年

  • 『先端デバイス材料ハンドブック』 朝倉書店、1993年

  • 『微小光学ハンドブック』 応用物理学会編 朝倉書店、1995年

  • 『高分子の光物性』 共立出版、1994年

  • 『Encyclopedia of ADVANCED MATERIALS』(Optical Fibers, Polymer)PERGAMON、1994年

  • 『光・電子機能有機材料ハンドブック』 朝倉書店、1995年

  • 『プラスチック光ファイバー』 共立出版、1997年

  • 『新高分子の実験法』 高分子学会編 共立出版、1998年

  • 『光と化学の辞典』 日本科学会編 丸善出版(2001年11月刊行予定)