夕学五十講

講師紹介

楠木 建
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講演日 2002/01/17 (木)
一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授

講師略歴

一橋大学大学院国際企業戦略研究科(ICS: International Corporate Strategy)助教授

専攻はイノベーションのマネジメント
新しいものを生み出す組織や戦略について研究している

1964年 東京都目黒区生まれ
1992年 一橋大学大学院商学研究科博士課程修了
    一橋大学商学部専任講師
1996年 同大学同学部およびイノベーション研究センター助教授を経て
2000年から現職

組織学会理事
趣味は音楽を聴くこととバンド活動


講演内容

「イノベーションの組織能力 ~なぜ日本は強く、そして弱いのか~」

 日本型の企業システムがもうダメになったのか、今後はアメリカ型のモデルをめざすべきなのか、それともまだまだいけるのか。日本型企業システムの今後については、 悲観・楽観あわせて一通り議論が出尽くした感がある。しかしその多くは短期的な現 象に振り回されたもので、組織システムの構成原理にまで踏み込んだ議論はそれほど 多くない。日本型、アメリカ型それぞれのシステムをその原理にまで踏み込んで考え たときに、それぞれにどのような強みと弱みがあるのか。これからの競争力の源泉で あるイノベーションとの関連で、日本型の企業システムの原理とあるべき運用の方向 を考える。


主要著書

  • 『Innovation in Japan』共著、Oxford University Press、1997

  • 『Technology and Innovation in Japan』共著、Routledge、 1998

  • 『Japanese Management in the Low Growth Era』共著、Springer、1999

  • 『Managing Industrial Knowledge』共著、Sage Publications、2001

  • 『ビジネス・アーキテクチャ-製品・組織・プロセスの戦略的設計』共著、有斐閣、2001

  • 『知識とイノベーション』共著、一橋大学イノベーション研究センター編、東洋経済新報社、2001


  • ◆論文
  • “Incapability of Technological Capability." Journal of Product Innovation Management (1997)

  • “Interfunctional Transfers of Engineers in Japan."
      IEEE Transactions on Engineering Management (with co-author) (1998)

  • “Organizational Capabilities of Product Development in Japanese Firms."
      Organization Science (with co-authors) (1998)

  • 「ITのインパクトと企業戦略:ビジネス・アーキテクチャーの視点で考える」『一橋ビジネスレビュー』(2001)

  • 「価値分化:製品コンセプトのイノベーションを組織化する」『組織化学』(2001)

  • 推薦図書

  • 『知識とイノベーション』一橋大学イノベーション研究センター編、東洋経済新報社、2001

  • 『一橋ビジネスレビュー』季刊、東洋経済新報社

  • 推薦サイト

    Graduate School of International Corporate Strategy
    Hitotsubashi University
    http://www.ics.hit-u.ac.jp/