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「見えざる資産としての組織能力」時代はハードからソフトへと動いている。商品の重点が、ハードとしてのモノよりもサービスやソフト商品に移り、ハードとしてのモノを売る競争でも、ソフト的価値をつけることが大切になってきている。そして、この二つの「市場のソフト化」の他に、競争のソフト化も進んでいる。企業の競争力の源泉という面でも、ハードからソフトへの動き、見えるモノから見えないものへの移行が激しくなっているのである。つまり、私が「見えざる資産」と呼ぶ、目には見えないソフト的な資源を企業がきちんと持っているか、蓄積できるか、が競争力を長期的に維持できるかどうかの鍵になってきているのである。
『人本主義企業』筑摩書房(ちくま学芸文庫)、1993年『日本産業三つの波』NTT出版、1998年『場のマネジメント』NTT出版、1999年『経営の未来を見誤るな』日本経済新聞社、2000年『日本型コーポレートガバナンス』日本経済新聞社、2000年『情報化はなぜ遅れたか』NTT出版、2001年『失われなかった10年』NTT出版、2002年『「環境」と「高齢化」の産業化』NTT出版、2003年『経営戦略の論理 第3版』日本経済新聞社、2003年『経営と国境』白桃書房、2004年『ケースブック経営戦略の論理』(共著)、日本経済新聞社、2004年『空洞化はまだ起きていない』NTT出版、2004年『ビジネススクール流「知的武装講座」』プレジデント社、2004年■講師著書一覧
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