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「ネット株取引の心理学~行動ファイナンスで読み解く個人投資家行動~」これまで、経済学におけるファイナンス理論では、現実の株式市場の動きはほとんど説明できませんでした。そこへ登場したのが行動ファイナンスです。行動ファイナンスは、投資の主体である人間をファイナンス理論の枠組みに呼び戻すことにより、ファイナンス理論に命を吹き込んだと言えます。この行動ファイナンスのフレームワークで株式市場を観察すると、今まで不思議に思っていた株式市場のなぞの背景が見えてきます。昨今のデイトレードの流行など株式市場の現在の動きの背景を読み解き、株式市場、投資の本質に迫ります。個人の株式投資にも役立つように、そして、現状の新しい株式投資手法を観察、分析してみたい、という知的好奇心も満たせるように頑張ってお話したいと思います。
『ネット株の心理学』毎日コミュニケーションズ(Mycom新書)、2006年「行動ファイナンスの理論的本質―アノマリーの分析でも投資家心理学でもない行動ファイナンス: ファイナンス理論の新体系」『証券アナリストジャーナル』、2006年2月「伝統的ファイナンス理論からの決別」『フィナンシャルレビュー』第70号、2004年3月「メインバンク・ガバナンスと「追い貸し」」『経済研究』第56巻第2号、2005年4月(坂井功治氏との共著)「東アジアにおける企業グループ・財務危機・投資家保護」『コーポレート・ガバナンスの経済分析』 花崎正晴・寺西重郎編、東京大学出版会、2003年
『ネット株の心理学』小幡績著、毎日コミュニケーションズ(Mycom新書)、2006年"Inefficient Market" Andrei Shleifer、 Oxford University Press 2000 (邦訳:『金融バブルの経済学』 アンドレイ・シュレイファー著、兼広崇明訳、東洋経済新報社、2001年)
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