講師紹介
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講師略歴
1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年『キッドナッパーズ』で第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2016年『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。同年、第34回咲くやこの花賞を受賞。2018年『銀河鉄道の父』で第158回直木三十五賞受賞。著書に『家康、江戸を建てる』『屋根をかける人』『ゆけ、おりょう』『定価のない本』『新選組の料理人』『東京帝大叡古教授』『東京、はじまる』など多数の小説作品、また『日本の夢の洋館』や万城目学氏との共著『ぼくらの近代建築デラックス!』など建築にまつわるものも多い。エッセイ『にっぽんの履歴書』近著に『東京の謎(ミステリー)この街をつくった先駆者たち』などがある。
講演内容
「江戸・東京を作った先駆者たち」
日本の首都は江戸から東京へ、エスカレーター式に変わったわけではない。ほかの都市になるかもしれなかった。明治維新が始まった瞬間には将軍という旧権力もなく、天皇という新権力もなく、東京はいわば空き箱にすぎなかった。その空き箱へ近代の実質をつめこんだ先駆者たちの仕事について考え、あわせて現代への示唆としたい。
「クロシングでの視聴はこちら」
※本講演は終了していますが、過去開催の「夕学講演会」約140本を、オンデマンド視聴可能な「クロシング(夕学アーカイブ)」より全編ご視聴いただけます。
(お申込み後、7日間無料体験いただけます。なお、ご視聴には会員情報登録(クレジットカード登録含む)及び初期設定が必要です。)
主要著書
<シリーズ小説>『天才たちの値段』文藝春秋、2006年(文春文庫、2010年)
『天才までの距離』文藝春秋、2009年(文春文庫、2012年)
『注文の多い美術館』文藝春秋、2014年(文春文庫、2017年)
<短編集>
『人形の部屋』東京創元社ミステリ・フロンティア、2007年(創元推理文庫、2014年)
『パラドックス実践 雄弁学園の教師たち』講談社、2009年(講談社文庫、2013年)
『おさがしの本は』光文社、2009年(光文社文庫、2011年)
『血統(ペディグリー)』文藝春秋、2010年(改題『悪血』文春文庫、2013年)
『この世にひとつの本』東京創元社、2011年(創元推理文庫、2015年)
『小説あります』光文社、2011年(光文社文庫、2014年)
『竹島』実業之日本社、2012年(実業之日本社文庫、2015年)
『若桜鉄道うぐいす駅』徳間書店、2012年(徳間文庫、2014年)
『ホテル・コンシェルジュ』文藝春秋、2013年(文春文庫、2015年)
『こちら警視庁美術犯罪捜査班』光文社、2013年(光文社文庫、2016年)
『東京帝大叡古教授』小学館、2015年(小学館文庫、2016年)
『キッドナッパーズ』文藝春秋(文春文庫)、2019年
『定価のない本』東京創元社、2019年
<歴史小説>
『シュンスケ!』角川書店、2013年(角川文庫、2016年)
『かまさん』祥伝社、2013年(改題『かまさん 榎本武揚と箱館共和国』祥伝社文庫、2016年)
『新選組颯爽録』光文社、2015年( 光文社文庫、2018年)
『家康、江戸を建てる』祥伝社、2016年(祥伝社文庫、2018年)
『ゆけ、おりょう』 文藝春秋、2016年(文春文庫、2019年)
『屋根をかける人』KADOKAWA、2016年(角川文庫、2019年)
『銀河鉄道の父』講談社、2017年(講談社文庫、2020年)
『新選組の料理人』光文社、2018年(光文社文庫、2021年)
『自由は死せず』双葉社、2019年
『東京、はじまる』文藝春秋、2020年
『銀閣の人』KADOKAWA、2020年
『なぜ秀吉は』毎日新聞出版、2021年
『地中の星』新潮社、2021年
『信長、鉄砲で君臨する』祥伝社、2022年
<エッセイ他>
『ぼくらの近代建築デラックス!』(共著)、文藝春秋、2012年(文春文庫、 2015年)
『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』幻戯書房、2015年(角川文庫、2017年)
『にっぽんの履歴書』文藝春秋、2018年
『日本の夢の洋館』エクスナレッジ、2019年
『日本史を変えた八人の将軍』(共著)、祥伝社(祥伝社新書)、2020年
『誰かに教えたくなるレトロ建築の話』(共著)、潮出版社(潮新書)、2020年
『徳川家康の江戸プロジェクト』祥伝社(祥伝社新書)、2018年
『東京の謎(ミステリー)この街をつくった先駆者たち』文藝春秋(文春新書)、2021年
『ロミオとジュリエットと三人の魔女』講談社、2021年
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